Wednesday, July 14, 2010

ポロネーズ (polonaise): Part 4

今回は歴史的背景の説明です。

Before the end of the 16th century, the Polish folk dances that are ancestors of the Polonaise were adapted by the lower ranks of the upper classes. At first their sung accompaniment was retained, but as these dances became popular among people of higher status, the music was transferred to the instrumentalists who accompanied court dance. In this form, Polish dances spread throughout Europe.

16世紀末前に、上流社会のクラスの中でも身分の低い貴族たちが踊り始めた。
初めはオリジナルのまま、歌で伴奏。次第に身分の高い貴族たちの間で人気が高くなり、彼らの舞踏会で伴奏していた器楽演奏者たちによって伴奏されるようになる。以後、この形でヨーロッパに広まる。
出典:

18世紀まではまだ貴族の力が強く、クラス分けされていた社会。貴族が農民と交わる事などあり得なかった時代。多分、日本の古いしきたりのように、礼儀作法が全て決まっている貴族社会は本当に窮屈だったはずで、案外自由奔放に楽しげに踊る農民たちを羨ましく思ったかも知れません。(これは、私の勝手な想像ですが。)貴族たちの中でも位や身分が低い貴族たちが、庶民の踊りを自分たちの娯楽の場に取り入れたのがきっかけとなり、あっという間に広まったというのも面白いところです。


このYoutubeビデオは上流社交界でポロネーズが広まり始めた当初の様子が伺える感じ。民族衣装を付けた踊り子たちが、ポロネーズの伴奏に合わせて歌い出す。そこに行進して現れるのが、正装し、きらびやかなドレスに身を包んだ上流貴族の紳士に御夫人たち。



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番外編。


19世紀の舞踏会の伝統が今に引き継がれている!?
欧米の高校生達の学年末恒例行事、プロム(prom,promenade(舞踏会の略))
プロムは、フォーマルなダンスパーティー。
男女それぞれがカップルとなって連れ添って参加します。


プロムは大人になる通過儀式、みたいなもの。
19世紀のまだ男女の付き合いが今ほどオープンで自由ではなかった時代のように、
男の子が女の子に正式なお誘いを打診し、親にも認めてもらって、いざパーティーに参加する。
フォーマルな装いに身を包み、すっかり大人の装い。
社交界デビューさながらの様子。


そんな高校生たちのプロムにもポロネーズが使われている!



Part 5では、器楽曲になってからのポロネーズを特集します。

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